概要

澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】芹沢銈介美術工芸館は、感性教育と地域貢献を目的として、平成元(1989)年に開館しました。日本を代表する染色作家?芹沢銈介(せりざわ?けいすけ 1895-1984)の作品と収集品を中心に、約1万5千点を所蔵しています。芹沢の「仙台にも陳列館を」との思いを継承し、その芸術を地域社会に広く発信するとともに、衣食住を彩る多様な所蔵品を通じて、生活と造形の豊かな結びつきを紹介しています。

芹沢銈介は、染色の伝統技法「紅型」との出会いをきっかけに、独自の芸術を創造したことで「型絵染」の人間国宝に認定されました。その作品は、着物、のれん、屏風など、「見る」だけではなく「使う」ことによって一層豊かに感じられるものばかりです。それは、民藝運動に深い共感を寄せていた芹沢が、芸術とは暮らしのなかでこそ生き生きと彩りを増すものだと信じていたためかもしれません。染色家として自らの技を極めると同時に、その視線の先には常に人びとの日常と暮らしがあったのです。芹沢のこうした姿勢は「人びとの幸福、豊かさ」を芸術の立場から追求したというべきものであり、「福祉」の学び舎である本学では、その芸術を学内外にむけて伝えています。

感性を育む

「行学一如」(学問研究と実践実行は全く一体である)を建学の精神に掲げる本学では、修学だけではなく、福祉(人びとの幸福な生活の実現)を追求する「心」の育成に努めています。このため当館は、学内にある最も身近な文化施設として、芸術?文化体験による豊かな人間性の創造をサポートしています。鑑賞教育やワークショップ、学芸員資格の取得支援などを行うことで、本学学生の学びと実践の場になっています。

地域にひらく

当館は、地域に開かれた大学ミュージアムとして、施設を一般開放しています。年数回の展覧会では、ワークショップ、講演会といった関連イベントとあわせて、所蔵品の魅力を発信しています。東北ゆかりの染織資料や宮城県のやきもの(堤焼、切込焼)のコレクションも充実しており、地域の記憶を伝える文化遺産として、積極的に展示?公開しています。

沿革
初代館長について