2022/11/16 PR課

富沢中学校2年生6名 職場体験活動で充実の2日間!

仙台市立富沢中学校の2年生6名が11月15日から16日、職場体験活動で国見キャンパスを訪れ、芹沢銈介美術工芸館やPR課での仕事を体験しました。
(この記事は広報業務の体験で、生徒らが取材?撮影し作成しました)

1日目(11月15日)

オリエンテーションを受ける生徒ら
芹沢銈介美術工芸館では芹沢銈介氏が残した工芸品に触れたり、学芸員や総務員の仕事について学びました。その他にも染色の技法を使った工芸品について知ることができました。作品のひとつのカレンダーは、染色されたデザインが毎月変わっていき、今でも使われています。来年の1月のカレンダーには、デザインは銈介氏が実際に作ったものを、年号は銈介氏の弟子が技法を受け継いだものが書かれています。

総務員や学芸員の方からは仕事内容について聞き、表の仕事と裏の仕事があると知ることができました。作品を魅力的に見せるための工夫や長く守り続けるための工夫、作品を分かりやすくするための工夫があり、芹沢銈介氏の作品だけではなく、他にもアンティークな家具などが置かれており、木が傷まないように温度や湿度の管理がしっかりされていることを学びました。

午後は事務室で、ホームページで使う記事作りをしました。構図や文章などをすべて自分達で作るため、最初は苦戦していましたが、時間とともに慣れ、スムーズに作業が進行しました。掲載する写真は、午前中に撮った写真から構図や目線などに気を配りながら数十分間考え、下の写真が選ばれました。

文章作りでは、午前中に自分たちがやった作業を振り返り、過去の記事などを見て自分なりの文章を作り「自分たちが普段見ているホームページはこのように作られているのか!」と感心しました。
学芸員の説明を熱心に聞く2人
展示室の温度を確認
記事の構成を考える3人

2日目(11月16日)

2日目は午前中に心理学の山口奈緒美先生へインタビューし、事前に考えてきた7つの質問について答えていただきました。勉強に対するモチベーションのあげ方についての質問には、「今辛いことでも、いつか必ずいい方向につながっていくという気持ちをもって中学生活を楽しめばいい」とエールをいただきました。

午後には菅原敏彦先生の算数科教材研究の講義を大学生と共に受けました。中学生と大学生がグループを作って話し合いをし、そこから様々な意見を交換し合いました。大学生の方はとても親切で、私たちと同じ目線で話してくださり、大学の授業を受けるという初めての経験が更に良いものになりました。
山口先生へのインタビュー
大学生と意見交換
皆で最後の仕上げ

体験した6人の感想

二本柳さくらさん「美術館で目に見えないところでの工夫がたくさんされており、すごいと思いました。大学の先生の大変さ、やりがいを知ることができてよかったです」

冬部弥雲さん「大学の教える側と教えられる側の両方の思いを知ることができました」

伊藤弘汰郎さん「インタビューを通じて、先生一人ひとりの教育論やこだわりなど知れてよかったです。中学校に帰ったら先生の見方が変化すると思います」

髙橋健太さん「2日間とも記事作成をしているのが普通はしない経験ができ、自分の記事がアップされると思うと気持ちもこもって制作出来ました」

氏家弥弓さん「算数、数学には多様な考え方、生徒に対する接し方を知ることができてよかったです」

甲田絢乃さん「1つの職業でも役割がたくさんあったことも知り、その中で私たちが話を聞く機会もつくってくださって大変さを身をもって感じることが出来ました。私たちも大変だったけど、2日間、仲間と共に協力して楽しく仕事ができてよかったです」