これまで、260年に亘る仙台藩の歴史を通し、仙台藩祖伊達政宗像を直接、間接にあらゆる検証を行って参りました。

今回はこの史実に基づいた全講座を通して新に得られた伊達政宗像を心象を総括すべく「伊達政宗の再発見」と題して、政治家、経営者、文化人としての人間伊達政宗を探る講座を企画しました。

第2回：7月21日は郷土史家で漫画作家の千葉真弓さんに講演いただきました。千葉さんは、政宗の生涯を描く漫画「独眼竜政宗」を
2011年～2021年までの約10年間、「河北新報朝刊」と「かほぴょんこども新聞」に連載しました。

史家である千葉さんは、漫画作品を描くにあたり、古文書など様々な史料から、当時を知る手がかりを得ています。地図、地形の起伏、天気、天候、
月の満ち欠けカレンダーから当時、その日に政宗も見たであろう月の形を再現すべく、史実に基づいたリアルな背景描写にこだわっています。
当日は漫画が作られていく過程を、実演を交えて講演されました。

ところで手話で「仙台」をどう表現するかご存じですか？親指と人差し指で額に三日月をかきます。伊達政宗の兜の三日月が由来です。
 

＞2023年度公開講座一覧