2022/11/16 教育学科

【学科報告】英語科コース1年生と留学生の国際共修授業

英語科コース専攻の「異文化理解1」の1年生(10名)と交換留学生が受講する「国際ゼミ?文化から読み解く日本のことばと心?」の留学生(13名)が合同で国際共修授業を11月9日と16日に行いました。

1回目は互いの言語文化の交流や大学生活?制度、気になる異文化など様々なトピックで交流を行いました。予想外の回答とともに、意外と多い共通点で時間を忘れて盛り上がるなど、互いの異文化に触れる貴重な機会となりました。

2回目は国際交流支援室スタッフで自らも東日本大震災の被災者でもあるアレクセイ?コノネンコ氏から「あの日の出来事、復興?再生へ、大切なこと」の講話を伺いました。その場にいたかのような錯覚に陥るほどリアルな描写に引き込まれました。これをきっかけに、南三陸や荒浜などの震災遺構を訪ね、互いに学び合うことを計画中です。
コノネンコ氏の講話の様子
コノネンコ氏の講話の様子
国際共修授業の学生集合写真
国際共修授業の学生集合写真

学生の感想

●今回の留学生との交流は普段経験できない貴重な時間となりました。初めはちゃんとコミュニケーションが取れるか心配でしたが、留学生のみなさんの流暢な日本語には驚きました。中国人と韓国人は国籍関係なく仲が良いと感じました。また、交流前にみんなで考えた質問を色々と聞いてみると、自分が思っているよりも予想外の回答が多い印象でした。特に日本の印象を質問した際に、どの留学生も日本の飲食店は金額の割には量が少なく、電車やバスなどの交通費が高いと言っていました。他にも、留学生のみなさんは留学するための試験に合格した人たちだとわかりました。東北福祉大はそのような試験はないですが、学校によってはそのようなことがあるのだとわかりました。留学生全員との交流はできませんでしたが、質問に対して様々な答えがあって面白かったです。次回の交流も有意義な時間にしたいと思います。

●今回の共修授業を通して、異文化を肌で感じた。言語や文化などの違いや大学制度の違いなどは勿論のことだが、話す以前に感覚的に異文化を感じた。おそらく日本人とは異なる雰囲気やオーラを感じたのだと思う。初めは少し緊張していて、「言いたいこと、ちゃんと通じるかな」と不安だったが、名前の漢字を中国語でどう読むのかを教えてもらったり、日本と中国?韓国の行事や同じことに対する捉え方の違いなどについて話すことができて非常に楽しかった。個人的に、食べ物の話題でたくさんコミュニケーションができたことが一番楽しかった。こんなにも自分と相手の共通の好みについて深く盛り上がれるとは思ってもいなかった。そもそも、留学生の皆さんがとてもフレンドリーで明るく接してくれたことが本当に嬉しかった。今まで海外に行ったことは一度もないが、今回の授業で来年度の海外研修がより楽しみになった。また、自分の考え方の基準についてもう一度考える機会にもなった。多くの人がSNSやテレビの情報から何となく外国のイメージを無意識のうちに決めつけてしまう場合が多いと思う。だが実際に見たり接したりしてみないと本当のことは分からないことがほとんどであると思う。つまり私たちが異文化と接する時は、「これが普通」という考え方をせず、「なるほど、そういう場合もあるんだ」という見方をするべきだと改めて思う。そうすることは私たち自身の視野を大きく広げることにもつながると考える。今後の大学生活でも、留学生の皆さんと積極的にコミュニケーションをとり、「伝えること」の楽しさを感じていきたいと思う。

●普通、日本人の友達や知り合いと会って話をしても、日本と韓国の文化の違いなどのテーマについては詳しく話したことがあまりないので、日本人の学生たちと色々話したこの授業は、とても意味深い経験だった。他の国であっても、密接な両国だからか似ている点も多かった。市内の様子とか。そして、好きなアニメについて話すのもとても楽しかった。日本のアニメは老若男女が楽しめるし、世界的に有名なものが多くて皆で話せるテーマなので、本当に楽しく話を交わした。直接日本人学生に話をすることはできなかったが、私が交換留学に来る前に驚いた点は日本の大学と韓国の大学の時間割の違いだった。韓国は普通の授業が2時間、3時間で構成されているが、日本はすべての授業が1時間半程度で構成されているのがその違いだ。一つの講義の授業時間が短いだけに、色々な授業を通じて多様な知識を得られる点が良いと思う。特に記憶に残ったのは、好きな和食が納豆だと言った時、一緒に話をした学生たちみんなが驚いたことだ。キムチが嫌いな韓国人がいるように、納豆も意外と好き嫌いが分かれる食べ物だから驚いたのかな?と思ったりもした。私にはとても楽しい時間だったので、一緒に授業を受けた日本人の学生たちにも楽しい時間になって嬉しかったと思ってほしい。

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