2022/10/12 教育学科

【学科報告】リエゾンゼミⅠ 防災教育を学ぶ

2011年東日本大震災から今年で11年目。震災関連の動画や新聞を活用して、震災の記憶をどう受け継ぐか、どう伝えるか等について学びました。

2011年東日本大震災から今年で11年目となりました。震災の記憶をどう受け継いでいくか、また、次の震災等にどう備えるべきかを考える機会として、1012日に防災教育について学びました。これから保育士?幼稚園教諭?小学校教諭を目指す学生として一人ひとりが防災?命を守ることなどに思いを新たにしていました。

 28組(担当:杉浦?三浦)で行った内容は以下の通りです。
(1)   安否確認システムに返信する  (2)   防災に関する動画を視聴する  (3)   震災に関する新聞記事を読む

安否確認システムへの返信(訓練)に出席者全員が澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】し、自分の安全を報告しました。今後緊急時においてもいち早く返信することなどを確認しました。次に、防災に関する動画(内閣府)を2本視聴しました。1本目は大震災を経験する家族の1週間を描いた内容、2本目は実際に行われている地域の防災活動に関する内容でした。                                                       

<動画の感想>

〇被災から1週間の様子を動画で見ました近隣の人とのつながりの大切さ、日ごろの備え(水や食料など)の大切さに改めて気づかされました。
〇初期微動の1分後ですごく家が揺れていたので、「自分の命は自分で守る」ことを意識し、普段の生活から対策し、避難場所を確認したいと思いました。
〇今でも南海トラフという言葉はニュースなどでよく見聞きしていましたが、動画を視聴して知らないことがたくさんあることが分かりました。
〇地震が収まった後でも大きな地震が来るかもしれないので、安心せずに次の行動をとることが大切だと思いました。

最後に、東日本大震災発災翌日の3月12日から発刊された河北新報社の新聞記事を読みました。①発災当時の様子 ②原発事故発生の様子 ③震災からの復興の様子の3つに分けて掲示し、関心がある記事のところを回って読みました。学生たちは「当時は大変だったんだね」「あの時は小学校にいて揺れが大きかったよ」など口々に話しながら熱心に目を通していました。                                        

<新聞記事の感想>
〇記憶では、3月11日はとても寒く雨または雪が降っていたと思います。そんな中避難できず辛い状況(3月21日付「9日ぶりに2名救助」)を想像しただけで苦しくなりました。それでも諦めずに命をつないだことに感動しました。
〇避難所で再会をして抱き合う写真が一番印象に残りました。被災をして、友人や家族の安否が心配だけど、会えないことがどれほど不安だったのかを物語っている一枚だと感じました。
〇3月11日は、学校の教室にいました。地震が来て、教室にある物が落ちてきたり、大きく動いたりした風景は今でも強く記憶に残っています。親の迎えを外で待ち続け、すごい寒さだったなと今になっては、あの時は3月とは思えない寒さだったなと思いました。
〇震災当時内陸にいたので津波は来なかったのですが、とても大きな揺れだったことを覚えています。小学校の頃の記憶はほとんどないのに、あの日だけは鮮明に覚えています。経験できたことをプラスにとらえて防災学習に取り組んでいきたいと思います。
〇当時小学校1年生でどうしたらいいのかわからず、周りの大人の人たちに守ってもらっていました。大学生となった今、周りに子どもたちがいる時に災害が起こったら、次は自分が守る番だと思うので、防災に関する知識をしっかりとつけて、自分自身も防災に備えながら生活していきたいと思います。
〇自分は膨大な被害があった地域に住んでおらず、幼かったこともあり、具体的に被災方々がどんな困難の中生活していたのか知りませんでした。目に入った記事に「ごみの収集をする」がありました。被害によって今まであたり前のように行っていたごみ処理等ができなくなっており、腐乱が酷かったそうです。そういった部分でも生活のしづらさがあったんだと知りました。今一人暮らしをしているので、防災についてもっと知り、いざという時に備えられるようにしたいと思います。
 

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