2019/03/26 福祉心理学科

【学び】養護教諭養成ゼミナール研究紀要『養護』を刊行

養護教諭養成の4年ゼミでは、全員が卒業研究に取り組み、グループや個人でゼミ論をまとめます。ゼミ論を研究紀要としてまとめた『養護』は前年度に創刊されたばかりですが、先輩の『養護』から学んだことも多く、より進化した紀要ができました。

14のグループが「アレルギー疾患と校内研修の必要性」「養護教諭が関わる保健の授業づくり」「児童虐待と養護教諭の関わり」「救急処置と一般教員への働きかけ」「児童生徒の携行品と健康?安全」「SNSといじめ」「保健室登校の支援における関係性とカウンセリング技法」「発達障害児と関わる教職員へのサポート」「防災教育における養護教諭の役割」「性的違和に関する意識調査」「不定愁訴の実態と対応」「学校の安全教育における養護教諭の役割」「LGBTの受容度の現状と課題」「学習指導要領における性に関する内容と教育を受ける側のニーズ」をテーマとして研究に取り組みました。

研究の方法は、文献を用いたり、アンケート調査やインタビュー調査を行ってデータを集め、心理学研究法で学んだ質的データの分析や、統計ソフトによる量的データの分析を行いました。研究の途中は苦しいものでしかありませんが、養護の学びと心理学の学びを生かした学びの集大成は、大きな達成感と自信につながったようです。

卒業式の日には、調査や分析でご指導いただいた先生方に感謝の気持ちを伝えました。