2022/10/13 仏教専修科 学長室

「両祖忌」法要が9月28日に営まれました

9月28日、国見キャンパス法堂で両祖忌(りょうそき)が営まれました。

 澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】の設立母体である曹洞宗では、「一仏両祖」として一なる仏(釈迦牟尼仏)と二人のお祖師さま(永平寺を開かれた道元禅師と總持寺を開かれた瑩山禅師)の教えを大切にしています。その道元禅師と瑩山禅師がご遷化された日(旧暦)を新暦で計算しなおすと、奇しくも同じ「九月二十九日」となります。そこで曹洞宗では毎年、この日に「両祖忌」という法要を営んで両祖さまを偲んでいます。

澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】四年の澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】では、仏教専修科の講義日程の関係から一日早い本日に両祖忌法要をとり行いました。千葉公慈学長が導師を、仏教専修科の先生方が配役を勤める中、仏教専修科学生も澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な役割を担い、立派に法要を厳修することができました。勤務時間後にもかかわらず、法要のネット配信には多くの職員も参加してくださいました。

法要後の千葉学長の御法話では、道元禅師の『典座教訓』から「凡(およ)そ物色(もつしき)を調辨(ちょうべん)するに、凡眼(ぼんげん)を以(も)て觀(み)る莫(なか)れ、凡情(ぼんじょう)を以(も)て念(おも)ふ莫れ」との御言葉が引用されました。千葉学長は、物事を見るに際しては先入観に捉らわれることなく、自分の考えを構築する際もそれらに捉らわれてはいけないと説かれました。「典座」とは台所や料理を担う役職で、曹洞宗では特に澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】とされる役目です。その心構えや大切さを説かれた『典座教訓』は、我々がとても大切にしている教えになります。千葉学長は両祖忌を契機に、大学という場で学ぶ学生にとってとても大切なメッセージを下さいました。最後に、この個所に続く「一茎草(いっきょうそう)を拈(ねん)じ宝王刹(ほうおうせつ)を建(た)て、一微塵(いちみじん)に入(い)りて大法輪(だいほうりん)を転(てん)ぜよ」のお言葉を紹介なされる千葉学長はとても迫力あるご様子で、学長の想いも学生によく伝わったことと思います。

法要で役割を担った学生の感想

今井 智大 禅兄(社会福祉学科3年)
両祖忌の鼓鈸を担当させて頂きました。初めて担当したことで間違いもありました。次に担当する時があれば、今回の間違いをまた繰り返さないように、少しずつ糧にして慣れて行きたいと考えています。

水野 有人 禅兄(社会福祉学科3年)
練習が一回しかなかったので、当日上手くできるか心配でした。しかし、流れとして覚えるのではなく、一つ一つの動作にどのような意味が込められているかという視点を持ちました。その点を踏まえ改めて鐘や太鼓に望んだ結果、スムーズに自分の役割を行うことが出来ました。